日本で障害者は増えている?福祉サービス利用者が増えた理由を日米比較!

こんばんは、マユですニコニコ

昨日の記事では、

というテーマを取り上げました。

そこで分かったのが、事業所だけではなく、

ということです。

厚生労働省の資料では、

ここで新しい疑問が出てきました🤔

今回は、日本とアメリカを比較しながら考えてみたいと思います📊

🇯🇵日本では何人くらい?

厚生労働省の2022年調査などを反映した推計では、日本の障害者数は、

人口のおよそ、

とされています。

単純計算すると、

という規模です。

ただし、ここで非常に重要な注意点があります。

「障害者」といっても、一つの状態を指しているわけではありません。

⸻

📈日本の障害者数は本当に増えている?

長期的な統計を見ると、

厚生労働省も過去の白書で「障害者数は増加傾向にある」としています。

しかし、

「日本人が昔より障害になりやすくなった」

と単純に結論づけることはできません。

ここが今回の記事で一番重要なところです。

⸻

👀手帳の種類を見ると違いがある

2022年の厚労省調査で、2016年と比較してみると興味深い違いがあります。

身体障害者手帳

2016年:約428.7万人

↓

2022年:約415.9万人

約3%減少しています。

一方、

療育手帳

約96.2万人

↓

約114.0万人

そして、

精神障害者保健福祉手帳

約84.1万人

↓

約120.3万人

つまり、

すべての障害が同じように増えているわけではありません。

特に精神障害や知的障害について、制度上把握される人が増えていることが分かります。

⸻

🧠なぜ精神障害として把握される人が増えた?

これは一つの理由だけでは説明できません。

たとえば、

実際、精神障害者保健福祉手帳の交付台帳登載数は、2004年度末には約40.7万人でした。

その後、大きく増えています。

しかし、

手帳を持つ人が増えた=精神疾患そのものが同じ割合で増えた

とは限りません。

ここは区別して考える必要があります。

⸻

🧩知的障害も「認知」の影響がある?

知的障害についても興味深い説明があります。

厚生労働省は、療育手帳所持者が増えている背景について、

以前に比べて知的障害に対する認知度が高くなっていること

が考えられるとしています。

つまり、

昔はいなかった人が突然増えた

というより、

障害について考えるとき、日本の高齢化も重要です。

年齢を重ねれば、

視覚

聴覚

身体機能

認知機能

などに制約が生じる人も増えてきます。

そのため人口が高齢化すれば、

障害や生活上の困難を抱える人の割合

にも影響します。

「障害者が増えた」という数字を見るときは、人口構成の変化も一緒に見る必要があります。

🏢では、なぜ福祉サービス利用者は約2倍になった?

昨日の記事につながる重要なポイントです。

障害福祉サービス利用者は、

2013年度 約81.7万人

から

2025年度 約173.2万人

へ増えています。

しかし、この数字についても、

「障害者が2倍になったから」

と考えるのは適切ではありません。

障害のある人が増えたことに加えて、

制度の充実

サービスの種類の拡大

障害への認知向上

支援につながる人の増加

障害児支援の拡大

なども考える必要があります。

つまり、

⸻

💼障害者雇用でも大きな変化

もう一つ興味深い数字があります。

民間企業で雇用される障害者数は2024年に、

約67.7万人

となり、21年連続で過去最高を更新しました。

内訳は、

身体障害者:約36.9万人

知的障害者:約15.8万人

精神障害者:約15.1万人

です。

これも、

「障害者そのものが急増した」

だけで説明することはできません。

⸻

🇺🇸アメリカでは何人?

ではアメリカはどうでしょうか?

米国国勢調査局(Census Bureau)の2024年American Community Surveyでは、

人口に占める割合は、

とされています。

数字だけを並べると、

「アメリカの方が多い」と思いますよね。

しかし、この比較には大きな注意点があります⚠️

⸻

⚠️日米で「障害」の数え方が違う

日本とアメリカでは、

障害の定義・調査方法が同じではありません。

米国Censusの統計では、

聴覚

視覚

認知

移動

セルフケア

自立生活

などについて、日常生活上の困難を質問して障害を把握しています。

日本の身体・知的・精神障害を中心とした統計とは方法が異なります。

そのため、

9.3% vs 13.7%だけで「アメリカの方が障害者が多い」と判断することはできません。

⸻

🇺🇸同じアメリカでも数字が違う?

実は、ここがとても面白いところです。

CDC(米疾病対策センター)は別の調査方法を用いて、

としています。

Censusでは13.7%なのに、

CDCでは成人の27%。

かなり違いますよね。

これは、

「障害者が何人いるか」は、何を障害として、誰に、どのように質問するかによって大きく変わる

ことを示しています。

だからこそ、国際比較では数字だけを見るのではなく、定義を見ることが非常に重要です。

🤔では「日本で障害者が増えた」の本当の意味は?

今回調べてみて感じたのは、

「障害者が増えた」という一言だけでは説明できない

ということです。

少なくとも、

などを分けて考える必要があります。

⸻

🔗昨日の「事業所増加問題」と合わせて考える

昨日の記事では、障害福祉サービス等の事業所数が、

へ増えていることを取り上げました。

一方、利用者は、

へ増えています。

つまり、

事業所だけが増えているわけではなく、利用者も大きく増えている

ということです。

ここは昨日の記事を考えるうえでも重要だと思います。

ただし、それでも、

「利用者が増えたから、事業所はいくら増えてもいい」

とはなりません。

地域ごとの需要やサービスの種類、人材、質、監査体制まで含めて考える必要があります。

🌸まとめ

日本では、統計上、障害のある人は長期的に増加傾向にあります。

しかし、

「日本人の障害が急激に増えた」

と単純に考えるのは適切ではありません。

特に重要なのは、

ということです。

福祉について考えるとき、

「障害者が何人いるか」

だけを見るのではなく、

「なぜその数字になっているのか?」

まで見ることが大切だと思います。

そして昨日の記事と合わせて考えるなら、

という次の問題につながります。

必要な人が支援を受けられることは大切です。

これからの障害福祉では、「人数」だけではなく、そこまで考えていく必要があるのではないでしょうか🙇‍♀️🇯🇵🇺🇸🌿

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